絵本読んだことないけど絵本作家になりたい
今回は、すこし個人的な話にはなっていまい、再現性が低いかもしれませんが、似たような問題を抱えている人は多いと思うので、参考になればと必死に書いていきます。
「絵本作家になりたいけど、絵本あんまり読んだことない問題」って結構ある気がします。
絵本原作って文章書いたり、物語を作ったことがない人たちからすると、ハードルが低いように思えたりしませんか?
簡単そうだし、なんかかっこいいし、僕にも、私にも、書けるのではないか? そう思って絵本作家になりたいと思う方って少なくないと思います。
私自身は、絵本って難しいだろうな、とは想定しておりました。
しかし、その想定をはるかに超えるくらい絵本を書くのは難しかったです。
私事になりますが、一応、小説家の端くれです。端くれの端くれの先っぽですが。
原稿用紙換算で数千枚の原稿を書いたこともありますし、資格試験のレポートの2万字とかならば半日あれば書けるくらいには文章は書けます。このブログの下書きもせずにざざっと毎回書いています。
それなのに、いざ、絵本を書こうと思っても書けないのです。
本当に一行も書けないし、いざ書き始めると、やはり小説になってしまうのです。
伏線もはらず、トリックも使わず、難しい言葉も使わない表現がこれほど難しいとは本当に意外でした。
正直なところ「大人が読む絵本」ならば私も書けます。しかし、「大人も読める絵本」になると難易度が上がり、「子供が喜ぶ絵本」となると非常に壁が高く、乗り越えられる自信がなくなるほどでした。
そう、残念なことに、私には大きなハンデがあります。
私は独身で、おじさんで、つまり、絵本に非常に縁遠いところで生活していたのです。
ただ、何もせずに手をこまねくわけにもいかなかったので、一つ、挑戦をすることにしました。
保育士試験一発合格
保育士になるための勉強の中で、子供のことを学び、それが絵本執筆に生きてくるとも思ったし、色々な絵本を知れるとも思いました。
案の定、子供のことをたくさん学び、何歳児でどれくらい成長するか、など絵本執筆に役立つことをたくさん学べた気がします。
自分で言うのもなんですが、勉強は昔から得意でした。
保育士試験は特殊な試験で、9教科を三年間(年に二回のテスト)で合格していく、といったようなテストでした。なので、時間を掛ければ合格率がどんどん上がっていくのです。
ただ、私の場合は、絵本のために資格を取るとのでまごまごはしてられないので、一発で合格すると誓いました。自分にね。
資格がなくても勉強して見につけばよいかと思っていましたが、保育士資格の勉強中に保育士を取れば「作者であり、保育士である裕次郎の読み聞かせ会」が開催できると気づいたのです。
これならばライブ販売ができる。たとえ、小さくても武器は多いほうがよいですしね。
ちなみに保育士試験の一発合格率は10%以下です。先ほど述べた9教科を乗り越えても、実技試験があるのです。
私は、4月に受験を決め、5月くらいに勉強を始め、筆記テストが10月、実技が12月でした。
そして、無事、一発合格することができました!
これで、独身の小説家のおじさんでも、すこしだけ絵本作家としての説得力を手に入れたのです!
保育試験の合格講座でもやろうかな、とも思ったのですが、絵本と関係ないので止めておきました(笑)
絵本書くために、保育士になった、というエピソードは講演会で話せそうですね!
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