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絵が苦手でも絵本作家になる方法② なぜ絵本を出すことになったのか? 3-2【絵本作家のなり方】

街が行う創業支援事業のコンサルタント

 さて、市内の創業支援サロンのコンサルタントさんと出会ったのですが、これがまたすごく良い人でした。市のコンサルタントとは、市が直接雇用しているわけではなくて、商工会議所経由で、市から委託される中小企業診断士さんのことを言います。

はっきり言って無料でこんなサービスがあるってはすごいことだと思います。皆さん、お住まいの町のサービスを是非確認してみてください。

私の経験から申しますと、仕業の方は、能力というよいも相性が大切だと思います。私は、相談ができるコンサルタントが無料で見つかりました。これってものすごくついていることだと思っております。

 ここから紆余曲折があるのですが、そう、もちろんコロナも含めて……それらを乗り越えて未だ活動が続いているのもこのコンサルタントさんのお力の賜なのです。

 そして、このサービスをどう利用するかというと、基本的には“相談”です。

 創業の仕方や、税金のことなど具体的なことの助言は非常に役に立ちますが、それよりなによりアイディアをアウトプットすることの大切さを学びました。

 一人であれこれ考えていても思考が前に進まないのですが、人に話すことによって、自分の頭が整理されていくのです。その相手は誰でも良いわけでなく、上手に自分の背を押してくれる人がベストだと思います。

 そして私は毎週のようにコンサルさんに相談に行く、毎回30分以上ぺらぺらとしゃべり、アイディアを固めていきました。

 

ブックカフェ「浪猫堂~ろにゃんどう~」の物件探し

ぺらぺらとしゃべりながら作った企画をまとめ、物件探しに奔走いたしました。

余談ですが、まず決めたのは、お店の名前。今はなき、大好きなフィギアメーカーと好きな動物からとって「浪猫堂~ろにゃんどう~」と名付けました。このあたりは楽しい作業でしたね。

まとめた条件やアイディアは下記のようなもの。※当時のメモを引っ張りだしました。

 

 

※ 小説家の営むブックカフェの創業。

※ 住居兼店舗物件に住み込み、副業として営む。

※ 従業員は雇わず、自分がいない日は開けない。開けるとしたら家族や仲間、レンタルスペースとして利用する方に店番してもらう。

※ 目的は小説家・裕次郎の周知と今までの小説の販売と新作出版のためのクラファンの仲間づくり。地域づくりの一環としても機能していきたい。

※ 店舗が○○市で見つかれば、地域に根ざしたあとに○○の絵本の出版。

※ 自分の作品を売りたいアーティストに日替わりで店番をしてもらう。

※ 料理はしたくないが、売り上げを考えると喫茶業務はしたい。コーヒーと買ってきた菓子類のみの提供か?

 

 しかし、住居付き物件ってものが以外と少ないのです。あっても意外と条件が合わない。そして、複数の不動産屋を回り、十件以上の内見を経て、たどり着いた物件は、広くはないですが、ビルのワンフロアをまるまる使える物件でした。

 しかし、ここでまた一つの問題が発生。

なんとその物件は飲食店不可だったのです。

 本当に、動けば動くほど壁にぶち当たるのが世の常なのでしょう。

 しかし、あとに引くわけにはいきません。

 

 しかし、次回に続きます笑